メルマガで稼ぐ上では、価値を感じさせられるメルマガ・面白いメルマガの書き方が分かると強いです。まあ必ずしも書けなくとも月50万円くらいは稼げるでしょうが、面白いメルマガが書けると爆発的に収入が伸びますからね。
じゃあ、価値を感じさせられるメルマガって一体どういうものなの?と思われると思いますので、今回は価値を感じさせることができるメルマガとは?面白いメルマガとはなんぞや?ということについて解説していきます。
目次
面白いメルマガの書き方4つの要素とは?
この記事では「価値を感じさせられるメルマガ」とはそもそもどういうものなのか?書くためにはどうすれば良いのか?ということについて解説をしていきます。
で、いきなりですが、価値を感じさせられるメルマガは以下の4つの要素のいずれか、もしくはいくつかを含んでいるものですね。
- 切り口が独特なもの
- 実践した上での経験談、報告
- インプットした情報の独自解釈
- ならではの視点で見た日常からの気付き
それぞれ詳しく解説をしていきます。
1.切り口が独特なもの
物事には色々な側面がありますよね。例えば「車の良いところを挙げてください」と言われたらどうでしょう。
速度がうんと出るところが良いのか、丈夫なところが良いのか、はたまた乗っていることによってステータスを感じるところが良いのか、もしかしたら、革のシートの臭いが好きかもしれませんよね。
ともかくこんな感じで、1つの物事には「着眼点」というもの沢山あるわけですよ。
複数の着眼点を意識して見てみる
じゃあ、実際にメルマガ記事を書く際に、例えば、私の開催しているビジネススクールの1つに、メルマガに特化した「メルマガマーケティングAXIS2.0」というものがありますが、このスクールをアフィリエイトで紹介するとしたらどんな切り口が考えられますかね。
このスクールをご存知ない方のほうが多いと思いますので、これは「メルマガで稼ぐ教材」とザックリ考えましょうか。
まず、
メルマガはリストをこちらで持って商売が出来るから、リスクが少ないですよ、安定しますよ。
という切り口が1つあります。
また、
メルマガは自動化してしまえば、ほったらかしで収入を得られる【仕組み】が作れるよ。
というところもメルマガのメリットの1つですよね。
この2つはそれぞれ、「メルマガ」というビジネス自体のメリットに目を向けた切り口です。もっと言うと、これらはそれぞれ
- メルマガビジネスの安定性・リスクの低さ
- メルマガビジネスの自動化ができる点
という着眼点についてそれぞれ書いたことになります。
次に、今度は「メルマガ」という拾い切り口ではなく、もう少し教材自体の独自性に踏み込んでみましょう。
そうすると今度は、
新規でのリスト取得後、1週間以内に有料教材を成約させるための理論とメルマガの書き方がきっちりと定義されている。
というところが他の教材や塾とは違う場所だったりするわけですし、
表面上のテクニックではなく、一生すたれることのない本物のビジネス力が身に付けられますよ
とか、他にも
稼ぐための億万長者のマインドセットを4ヶ月間を通して自然に身につけられるところが良いですよ。
などなど。こういった「その教材自体のメリットや強み」という点に目を向けた紹介もできるわけです。
こんな感じで、ちょっと考えてみても、お勧めをする時の着眼点(切り口)は同じ1つのものに対しても色々とあるわけですね。
多くの発信者は1つの着眼点しか持っていない
で、多くのメルマガ発行者というのは、その他大勢と同じような切り口で、そこに「自分ならではの見方」とか「自分の思考のフィルターを通した独自のメッセージ」などを挟むことなく情報発信していたりするわけです。
だから、そこであなたのメルマガがもし独特な切り口で書けていたらどうなるでしょうか。「この人のメルマガは、他の人とはなんだか違うな!」と。「この人の発信する情報にはひと癖あるな!」と思ってもらえるわけです。
嫌う人が出るメルマガ
この「ひと癖」という表現から分かるように、この独特な切り口での発信をすると、あなたに対して嫌悪感を抱く読者も出てきます。
しかしそれが良いんですね。
芸能界なんかではよく言われますが、アンチが出ない人に本物のファンは着きません。発信なり、身のこなしなり、メッセージなりで誰かの心を揺さぶれば、必ずアンチとファンの両方が増えます。
もし誰にも嫌われない発信を繰り返していたとしたら、それは結局のところ誰の心も揺さぶっていないということなわけで。アンチこそ発生しないでしょうが、同時に共感をしてくれる方や響く方も出てこなくなるのです。
もちろん積極的に嫌われようとしたり、暴言を吐いたりするのは違います。あくまでも、誰もがよく言う、誰もが聞いたことがあるようなメッセージを伝えるのではなく、あなた自身が本音の部分で感じていることや考えていることを、そのまま発信しましょうということです。
それが出来ず、綺麗事や無難なメッセージを伝えているだけでは、誰の心も動かせないということなのです。
逆に、これができれば強いですよね。他の人とは違うな、と思ってもらえるということは当然、それを面白いと感じる人が増え、そしてそこには価値が生まれるということですから。
2.実践した上での経験談、報告
次は、「実践した上での経験談、報告」ですね。これが書ければ、当然面白いメルマガになります。
基本的には勉強したり学んだことというのは、実践に移してこそ意味があるわけですが、実践をしてみると、学んだ時点では気付けなかったことや予想していなかった部分の良さとか問題が色々と出てくるわけです。
それは自分が実践してみないと分からなかった部分なわけですよね。
特に、メルマガ読者の多くが気になっている教材の実践報告とか、体験談といった話題には、当然その読者さんは興味を持つわけです。でもって、実践した上での体験談はまぎれもなくあなただけのオリジナルコンテンツなわけで。
それはあなたのメルマガを読まなければ知り得ない、価値の高い情報になるわけですね。
例えば、「メルマガを発行すると稼げますよ」というのは、この事実を知っている人であれば誰でも発信出来てしまうことです。しかし、それを実際に実践してみて分かったことや思ったこと、さらにそこから自分なりの工夫をしてみた話やそこからどうなったのか?という体験談とか。
そういうのは、紛れもなく「面白いメルマガコンテンツ」になるわけです。
ただ、情報を発信する角度っていうのは間違えてはいけません。
要注意!メルマガの発信の「角度」とは?
メルマガでの情報発信の角度とは一体何なのかというと、例えばあなたがメルマガを発行する中で、記事がなかなか書けないという問題にぶつかったとしますよね。で、当然その問題をそのままにするのではなく、それを解決するためにあなたは色々と対策を考えて、試してみたとしましょう。
その結果、記事が書けない時には書店に行き、本やビジネス書を開き、パラパラーっと読みあさってみるとあら不思議。ピンと来るネタがどんどん見つかるようになったとします。
そうすると、この時点であなたは「あ、記事のネタに困った時は、書店に行って色んな書籍を見てみれば思いつくものなんだな。」ということに気が付いたわけですね。
こういう時に「稼げないメルマガ発行者」というのは、自分が出来ない側に立って発信してしまうんです。
出来ない側に立った発信とは?
出来ない側に立った発信とはどういうことかというと、例えばこんな感じです。
「メルマガの記事を書くのって大変ですね。毎日必至に頑張っています。でも、今日は良いノウハウを発見しました。それはビジネス書を読むということです。」
みたいな感じですね。これ、同じようにメルマガの記事書きに苦労している方にとって、とてもためになる記事ではあるんです。が、これって独り言っぽくなってしまうんですよ。
独り言に見える文章というのは、メッセージや情報を読者にお届けする「発信する側」にいるメルマガ発行者にとって致命的です。
じゃあどうすれば良いのかといえば、「情報を提供する側なんだ」という意識を強く持った発信をすることです。
提供する側に立った発信とは?
情報を提供する側としての発信というのは、例えば、先ほどと同じことを言いたいのであれば、こんな感じにしてみます。
「メルマガの記事を書く際、なかなか記事のネタが思いつかないな…と悩んでいる方は多いと思います。しかし、実はこれをものの数分で、いとも簡単に解決できてしまう方法があるんですよ。と言うのは…云々カンヌン」
と。こんな感じで情報発信をしていくと、まったく同じことを発信しているのに、文章の雰囲気がガラっと変わっていますよね。
なので、実践をした上での経験談や報告をする場合、情報発信者としての立場を意識した伝え方というものがものすごく重要になってきますから、ぜひこれも覚えておいてください。
3.インプットした情報の独自解釈
次が、「インプットした情報の独自解釈」ですね。これはどういうものなのかというと、例えば1冊の本を読み終わったあとで「これって結局何を伝えたかった本なんだろうな」と考えてみた時に、人によって意見って当然分かれると思うんですよ。
ある人は、著者の自己満足の自伝だというかもしれませんし、ある人はお金持ちになるためには欠かせないエッセンスの詰まったビジネス書だというかもしれません。
こんな感じで、1つのインプットに対しても、人それぞれで色んな解釈が出来るわけです。
もちろん、その中でも「成功者ならこう受け取るであろう望ましい解釈」というのはあるわけですが、ここで一番やってはいけないのは、多くのメルマガ発信者やブロガーが垂れ流しているような一般論や綺麗事に影響され、そこで収まってしまうことです。
逆にそこで流されることなく、あなた独自のとらえ方で解釈できたのだとしたら、それを発信すれば、それは面白いメルマガ記事になるわけですね。
インプットの解釈は「人間万事塞翁が馬」にならえ
「人間万事塞翁が馬」という言葉が私はとても好きなんですが、インプットした情報の独自解釈というのも、まさにこれだと思うんです。あの話を忘れてしまっている方のために、簡単に解説しておくと、
人間万事塞翁が馬というのは、一見幸福なことに見えても、それは実は不幸に繋がっているかもしれないし、逆に一見不幸なできごとだと思っていても、実はそのことが幸福に繋がるきっかけになっているかもしれないよ。という意味の中国の故事ですね。
しばらくたつと、その馬がさらに良い馬を沢山つれて帰って来た。これを見た村のみんながお祝いに駆けつけると、おじいさんは今度は「これが災いに繋がらないとも限らないよ」と言った。
しばらくすると、おじいさんの息子がその馬から落ち、足の骨を折ってしまった。
それが不幸かと思いきや、まもなく始まった戦争に多くの若者が駆り出される中、足を負傷していたその息子は戦地に赴かずに済み、無事でいられたのでした。
こんな感じのお話です。
で、これが本などをインプットした際の解釈と、どう関係しているのか?というと。
例えば、ある本の主人公が、会社をクビになってしまう境遇にあったとします。じゃあ、それをインプットしたある人は「ああこいつは不幸な奴だなー」と。こう解釈するわけですが、
ある人にとっては「この人って、もしかしてこのきっかけがあったから起業して、成功したんじゃないか」といった感じで解釈したりするわけですよ。
これは、まったく同じ1つのインプットに対して、それぞれが自分ならではの解釈をしている結果なんですね。
解釈の中にも「目的」に則した答えはある
まあ色々な解釈があるとはいえ、成功したいのであれば、当然、その中でも成功者がとるべき解釈というものを選んでいかなければならないわけですが、それは今この記事をご覧になられている時点で、あなたはクリアーされていると思うのでご安心ください。
そもそもビジネスの意識が高くなければ、副業やビジネスをはじめることを見当することすらありませんし、それをこうして前向きに情報収集することも絶対にありませんからね。
というわけで、インプットした情報をあなたならではの価値観で独自解釈をし、それをメルマガで伝えることで、価値の高いメルマガを書くことが出来るということで。これもぜひ覚えておいて頂ければと思います。
4.あなたならではの視点で見た日常からの気付き
では最後に「あなたならではの視点で見た日常からの気付き」ですね。これは先ほどの話とも似ている部分がありますが、あなたに意識しておいて欲しいのは、インプットというのは何も書籍やセミナーや教材で学んだことだけではないということです。
我々が普段、何気なく道を歩いているだけでも、そこには色んなインプットが生じているわけです。
カフェに座っているだけでも多くのインプットが発生している
例えば、1人でカフェにいたとしましょう。そうやって、ただカフェに1人で座っているだけでも、実は色んなインプットが発生していたりするわけですね。
具体的には、例えばあなたのとなりの人の声が低かったとしましょう。
ここで何も考えていない人は、「この人は声が低いな。」程度にしか思わないわけですが、例えばそこで「やっぱり声が低いほうが、包容力を感じるな」と思ったとしたらどうでしょう。それは日常の出来事をあなたならではの視点で見て、解釈したことになるわけです。
さらにそれを昇華させると…
じゃあ、それをもう少し昇華させた状態でメルマガを書くとどんな発信ができるのかというと、
「低く太い声に対して、人は安心感や包容力を感じるものだから、音声コンテンツを撮る際にも落ち着いた低い声で話した方が良いですね。」
といった感じの発信ができたりするわけです。
あなたもきっと、同じ出来事に対して友達とは違う解釈をしたとか、全然見方が違ったとか、結構こういった経験があると思います。メルマガを書く際にも、そういった体験をもっと意識して、大切にして欲しいんです。
当然、こういった“あなたならではの記事”が書けるようになると、多くの読者さんに高い価値を感じてもらうことが出来るようになります。
まとめ
というわけで、価値を感じさせられるメルマガ記事・面白い記事というのは、この4つの要素のうちどれか、もしくはいくつかを含ませると良いです。
- 切り口が独特なもの
- 実践した上での経験談、報告
- インプットした情報の独自解釈
- ならではの視点で見た日常からの気付き
結局全体を通していえることは、目の前に1つの赤いリンゴが置いてあった時に、色が綺麗なのか、かじったら硬そうなのか、食べたら甘そうなのか、それとも、すっぱくてビタミンが豊富そうなのか、切った時のにおいがフルーティーな感じなのか、リンゴの乗ったお皿が美しいのか、色々な見方、切り口があるということを、まずは意識してみること。
こういう「着眼点」を沢山持って物事を見てみるということを、まずは日頃から意識して過ごして欲しいということなんです。
これが、とりあえず意識してできるようになれば、ただ日々の生活を過ごすだけで、ただ本を読むだけで、確実に面白く価値のあるメルマガが書けるようになっていきます。というわけで、ぜひ、心がけてみてください。