こんにちは、たんようすけです。今日は「ブランディング」に関するお話です。
というのも、ネットビジネス業界やメルマガ発行者に限らず、ブランディングを構築できる要素が何なのか?ということがわかっていない人は多いですからね。起業する前の私自身も含め。
というわけで、ビジネスにおける真のブランディングに必要な要素とはなんぞや?ということについて解説していきます。
目次
勘違いブランディングをやめよう!
インターネットの世界に限らず、ブランディングの正しいやり方を理解している人はそう多くはありません。実際、ブランディングをしようとして、差別化をしようとして、
- 「〇〇コンサルタント」と名乗ってみたり
- 変わったニックネームを使ってみたり
- クセのある言葉遣いをしてみたり
こんな感じで、ブランディングを勘違いしてしまっている人が沢山いるのをあなたも見かけたことがあると思います。ただ、あなたも感じてみえるように、この手の「勘違いブランディング」は、他者から見てみればただ頭が悪そうに見えてしまうものなのです。
ネーミングや肩書で真のブランディングは築けない
例えば、つまらないメルマガを配信している人が
地域NO1!〇〇ビジネスコンサルタント!
という肩書を名乗っていたとして。じゃあそれを信用して、そこにブランドを感じて仕事を依頼しようと思うでしょうか。きっと、大抵の方は「NO」だと思います。
逆に、面白いメルマガを書いている人の名前が変なニックネームになっている場合、例えば
- サラリー侍
- ひげまる
とかだったら、それをブランドだと感じるでしょうか。おそらくこれも「NO」だと思うんですよ。
こんな感じで、実際に肩書きやニックネームをつけている人を見た時に、自分がどう感じるのかを考えてみれば、それらがブランディングや差別化につながっていないということが分かるわけです。
つまり、差別化やブランディングをするためには、そういった表面的なことで取り繕おうとしてもまったく意味が無いということなのです。
「1:多」の情報発信において肩書きは逆効果に!?
もちろん、ある程度実力が着いてきた時点で、「私は○○に関してはNO1ですよ」とか、そういう“ウリ”を打ち出すのは良いんです。
ただ、これは店舗とか、直接的なコンサルティングをする場合にのみ効果的なことでして。実は、メルマガ発行者など「1:多」の関係になる情報発信では逆効果になる可能性すらあるのです。
なぜならば、「1:多」の情報発信においてこういう肩書きのようなものを作ってしまうと、多くの読者さんの中で、あなたの意図していない勝手なイメージを固めさせてしまう恐れがあるからです。そうなれば、あなたの可能性の幅を狭めることになってしまいますからね。
というあけで、じゃあ、本物のブランディングを築くためにはいったいどうすればいいのでしょうか。
ブランディングにテクニックは不要!
まず覚えておかなければいけないのは、そもそもテクニックだけで「ブランド」を構築しようとしても無理だということです。お気づきのように、本当のブランディングとか差別化というものは、一朝一夕で出来るようなものではないというわけです。
にも関わらず、冒頭のような人たちはテクニックだけで何とかしようとするから、変な方向にいってしまうわけですね。
真のブランディングというのは、
- あなたが発信した情報
- あなたが発したメッセージ
- 作った商品
- 提供したサービス
そして、これらによってクライアントが結果を出し、そこから生じた信頼残高に対して、出来上がってくるものなのです。
クライアントやお客さんからのイメージこそがブランド
例えば「ビジネス系」の情報発信をしていたとしたら、あなたから商品や特典を買ったお客さんやクライアントさんが出てくるわけで。その方々がそれによって「本当に稼げた!」とか、「変われた!」とか、「行動できた!」と思ってくれているのが理想ですよね。
そして、そういうものが積み重なっていくと「この人の教材は稼げる」とか、「特典コンテンツの説明が分かりやすい」とか、「この人のセミナーに行くと行動できるようになる」とか、そういうポジティブなイメージが出来上がっていくわけです。
これこそが、本当のブランドなのですよ。
とは言ってもいきなり出来ませんよね…?
ただ、当然のことながら「お客さんにいきなり結果を出させる」というのはそう簡単なものではありませんよね。
というわけで、ここからは、起業して間もない頃や、ビジネスを始めたばかりの方が、一体どうやってブランディングを作っていけばいいのか?という話をしていこうと思います。
初期のブランディングの肝は信念と理念なり!
起業して間もない頃や、ビジネスを始めたばかりの方がブランディングをする方法。
これは、あなたの信念・理念を強く打ち出すことで可能になります。
あなたがやっているビジネスや販売ている商品に対して、自分はどういう考えをもって取り組んでいるのか。どういう信念に基づいてその商品を開発しているのか。何でこのビジネスをやっているのか。
そして何より、お客さんをどういう未来に連れて行きたいと思っているのか?
それをちゃんとあなた自身の言葉で語ることが大切です。
それがブランディングの種になる
そのあなたの信念・理念に対して共感してくれた方は、必ずあなたに対して、その他大勢の人とは違う、特別な印象を持ちます。それが、ビジネスを始めて間もない頃の、最初のブランディングの種になるのです。
逆に言えば、まだまだ結果が出てない頃のブランディングはこれだけで十分です。
ブランディングに実績は不要
「実績がないとブランディングが作れない」と思いこんでいる人は多いですが、実は全然そんなことはありません。むしろその切り口に固執してしまうことで、同じように実績を出しているその他大勢に埋もれてしまいます。
信念や理念で魅せれば、色んな見せ方が出来るのに、あくまでも「〇〇万円稼ぎました!」「どこそこと取引しています!」みたいな訴求しか出来なくなってしまうわけですからね。
結局のところ「この人から学びたい!」「この人から買いたい!」と思ってもらうことが出来れば、それ以上のブランディングはありません。
- すごく稼いでいる。とか
- 実績がある。というのも、
「この人から学びたい!」と思ってもらうための1つの要素でしかないわけですからね。
だから、それが実績以外の要素で出来るのであれば、そもそも実績を出す必要なんて無いわけです。
実績がなくともお客さんを魅了する方法とは?
だから、まずはあなたが、
- なぜ自分はそのビジネスをやっているのか?とか、
- どういう未来にお客さんを連れていこうと思っているか?とか、
- こんな信念をもってビジネスに取り組んでいます!とか。
こういうことを、メッセージとしてストレートに伝えるようにしてください。
そのことによって、実績なんかなくてもそこに魅了されるお客さんは必ず出てきます。
そして、それこそが本物のブランド力になるのです。
※注意!クライアントに共感するな
ただ、実はそれをする際に1つだけ注意点がありまして。それは何かと言うと、お客さんに共感してはダメだということです。
あくまでも、あなたの信念理念を打ち出したら、向こうから共感を“させる”というのが大切なことです。だからこそ、あなたの方から読者さんやお客さんやクライアントの価値観に合わせて共感していくことは絶対にしないでください。
これをやった瞬間にブランディングは崩壊します。
まとめ
というわけで、起業して間もない頃やビジネスを始めたばかりの方がブランディングをする方法について解説してきましたが、あなた自身の言葉で語る際、考えに迷いがあると情報発信にブレが出ます。
だからこそ、まずは紙に書き出してみるなどして、あなたの理念信念や主張をハッキリとさせるところから始めていきましょう。